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「闘会議2019」現地レポート第3弾/JeSU2019記者会見


第3回のレポートでは「eSPORTS国際チャレンジカップ ~日本選抜 VS アジア選抜」記者会見の模様をお届けします。登壇したのはJeSUの会長であり,またセガホールディングスの代表取締役社長を務める岡村秀樹氏と,アジアオリンピック評議会の唯一の認可団体であり,45の国や地域が加盟するアジアeスポーツ連盟(以下,AESF)の会長ケネス フォック氏でした。


JeSU会長岡本氏は、喜びと支援団体に感謝を述べると同時に、JeSUとAESFが強固な関係であることを伝え、アジア全体でeスポーツの発展に力を入れて行きたいとコメントしていました。AESFは2018年8月に開催されたアジア版オリンピック「アジア競技大会ジャカルタ・パレンバン」で,初の公開種目となったeスポーツ部門のオーガナイザーを務めた団体ということで、同大会に選手団を派遣したJeSUとしても,この1年間はフォック氏とかなりのやりとりがあった様子。そうした中で実現したのがこのチャレンジカップなのだという。


JeSU会長岡村氏からのコメント※一部抜粋

「第1回eスポーツ国際チャレンジカップ開催にあたりまして、本当に多くの皆様方にご協力を頂き、ご支援の程ありがとうございます。参加各国のeスポーツ団体の皆様方、そして各団体をしっかりサポートして頂いているAESFフォック会長の多大なご支援でアスリート達に集まって頂きました。eスポーツ連合としては、AESFさんとのお付き合いはまだ1年ほどでございますけど非常に濃密な関係とさせて頂いております。フォックス会長とはアジア全体に将来等をお互いに語り合えるそういう関係が築かれつつあります。今後もアジアにおいてのeスポーツシーン発展にむけて助力していきたいという次第でございます。」


次に登場したAESF会長フォックス氏からは岡村氏への感謝、さらに選手を派遣した香港,チャイニーズタイペイ,韓国,タイ,フィリピン,サウジアラビアのeスポーツ団体へ感謝を述べました。
アジア全体がeスポーツに置いて発展的な立場にあること、また日本においては成熟したゲーム市場があり、eスポーツ界でも重要な位置にあるとして、共にアジア全体のeスポーツの発展に力を入れたいという言葉がありました。


AESFフォック会長からのコメント※一部抜粋

「eスポーツに関しましては、アジアは先進的な大陸であるわけでありますので、そのため域内における各国が共に協力することによってeスポーツを強化することは全く理に叶っていることであるわけです。
日本という国は、ゲーム産業におきまして、非常に大きなリーダーの国のひとつで、豊富なゲームの歴史を持っており、数えきれないゲームIPを誇っているわけです。だからこそ今回、この日本で競技に参加するため、我々はアジアの選抜チームを結成しました。そして先程、会長からお話がありました通り、昨年我々はアジアでのeスポーツの発展に重要なインフラを意欲的に生み出したと思っています。」



次に、国際大会に選手団を派遣した6つの国と地域の代表者がステージに上がりコメントを発表しました。


チャイニーズタイペイeスポーツ協会 チェン ピンロン氏

「私達チャイニーズ・タイペイeスポーツアソシエーションが設立されたのは2012年のことであり、政府および学校との連携を作っております。このような大きな規模のイベントというものを、ぜひとも我々はこれからも開催していきたいと考えております。」
※一部抜粋


香港eスポーツ協会 ユン チュンシング氏

「香港ではeスポーツというのは非常に大きな可能性を秘めた産業という位置付けで、これまでにおよそ1200万米ドルを投資してきました。eスポーツが急速に発展してきていることを私達も目の当たりにしております。これから先、AESF及びJeSUとの間でもっと協業を進め、そしてこのようなインターナショナルなeスポーツのアクティビティが、実際主催できることを楽しみにしています」
※一部抜粋


韓国eスポーツ協会 キム ジョンション氏

「2007年に初めて日本と韓国との間でeスポーツの招待イベントというものが開催され長きに渡り深い関係があります。そして我々としては各アジア諸国の皆様方との関係というものを強化していきたいと考えています。」
※一部抜粋


サウジアラビアeスポーツ連盟 アブドルアジズ アルハッザ氏

「私達としてはこのようなeスポーツの発展をこの地域においてサポートしていくためこういったイベントが毎年開催されることを楽しみにしています。アジア及び国際レベルでeスポーツの産業がどんどんと発展していくのを楽しみにもしております。」
※一部抜粋


タイeスポーツ連盟 チャナット シーチャンワンペン氏

「今回の大会は日本、及び各国の皆様方と良い関係を作る絶好の場であると受け止めております。このような素晴らしいイベントが将来も数多く開かれることを希望しております。」
※一部抜粋


フィリピン東南アジアeスポーツ連盟 ラモン スザーラ氏

欠席のためMCを務めたアナウンサーの田口尚平氏がコメントを代読しました。
「我々のチャレンジカップへの参加は、競技目的だけでなく、チャレンジカップから多くを学び、東南アジア競技大会への成功に貢献したいと考えています。共に成功させましょう。」
※一部抜粋



記者会見の第2部では,2019年の岡村氏よりJeSUの活動予定の報告が行われました。


各地方支部は,その地方の関連イベントを統括し,地域に根ざした活動によるeスポーツの振興を目的とし、現時点ではJeSPAの支部および支部候補を継承した形で展開し、長期的な目標として47都道府県設置を目指していくのとことが発表されました。そして各支部の代表からもコメントが発表されました。



北海道eスポーツ連合・静岡県eスポーツ連合

(左)北海道eスポーツ連合 金子淳氏 (右)静岡県eスポーツ連合 山崎智也氏

北海道eスポーツ連合 金子淳氏※一部抜粋
「北海道チームのeスポーツ連合の活動を担当するのは元々ナチュラルズというチームを運営していた株式会社eスポーツ北海道が行っており、日本で一番早くからeスポーツと言う名前を会社に使った団体名と聞いております。私もそこの所属ですけども、北海道地区は寒いので、eスポーツは向いている地域だと思っております。日本のeスポーツシーンを盛り上げていければと思っておりますのでよろしくお願い致します。」

静岡県eスポーツ連合 山崎智也氏※一部抜粋
「静岡県は元々コミュニティイベントを各ゲームで行なっており、それが大きくなってきましてこうして11支部の中に入って一緒にやっていくことになりました。昨年11月より静岡市中心に中規模のイベントを開催になりまして今年はまたコミュニティ中心とした大きなイベントを開催していきたいと思っております。」


愛知県eスポーツ連合・富山県eスポーツ連合

(左)愛知県eスポーツ連合 片桐正大氏 (右)富山県eスポーツ連合 堺谷陽平氏

愛知県eスポーツ連合 片桐正大氏※一部抜粋
「普段は名古屋王者ベビースター及び名古屋王者というプロeスポーツの運営をしております。eスポーツで将来を切り開いていくために、まさに今選手を目指している子供たち、活躍している選手の方々そういう世代を超えた動きを愛知県では一丸となって行いたいと思っております。」


富山県eスポーツ連合 堺谷陽平氏※一部抜粋
「地元のユーザー、プレーヤーの方たちや、地元の自治体や企業様の協力を得ながら、これまで活動してこられました。これからは日本eスポーツ連合の富山県支部として更なる活動を続けて参りたいと思います。よろしくお願いします。」


兵庫県eスポーツ連合・岡山県eスポーツ連合

(左)兵庫県eスポーツ連合 五島大亮氏 (右)岡山県eスポーツ連合 本村哲治氏

兵庫県eスポーツ連合 五島大亮氏※一部抜粋
「有馬でチームを作りました。温泉地なので、他の皆様とは毛色が違うかもしれませんが、観光を武器にして皆さんが神戸有馬温泉に来る頃にはeスポーツを見てもらうなど、楽しんでもらえるコミュニティが作っていけたらなという風に思っております。」


岡山県eスポーツ連合 本村哲治氏※一部抜粋
「岡山ではですね実は岡山駅前商店街という駅前のアーケードがありまして、そこでeスポーツイベントを開催させて頂いております。岡山県はアクセスが非常に良いです。中四国としても繋がりやすいですし、山陰からも来やすいです。そういう立地条件を活かしながら、できればeスポーツの拠点として機能していきたいと思っております。」



各支部からの熱いコメントが続いた後は、再度岡村氏にマイクが渡り、今年9月に開催される「いきいき茨城夢国体2019」における取り組みについて発表がありました。

各都道府県での予選や選手の情報を知りたいというニーズに答えるべく,選手データベースがJeSU公式サイトで公開されたことなどが発表されました。今回公開されたものはまだベータ版で、のちに正式版がオープンされる予定とのことでまだ詳細は未決定のようでした。


さらに新しくオフィシャルスポンサーに「わかさ生活」が加わったことも発表されました。



ステージ終了後にはAESF会長フォック氏へのメディア合同インタビューが行われました。最後にその一部をご紹介し、締めくくりとします。


―オリンピックサミットにて,IOC(国際オリンピック委員会)がeスポーツにネガティブなコメントを出しましたが,この影響を受けるでしょうか。

「eスポーツというのはまだ全く新しい物だと思います。そしてIOCだけではなくて社会全体において、eスポーツがどういうものであるかということに対して誤解があるのだと思います。ひとつのシステムを通じて本日のようにeスポーツはどうゆう物であるか示していかなくてはならないと思います。」

―具体的にはどんな取り組みを計画されていますか?

「私の計画の中には一つの研究機関が必要であると思います。そして特に彼らがどうゆうことに対して懸念を持っているかということに対してもリサーチをしなければならないと思っております。」

――アジア圏以外のeスポーツ組織との交流について教えてください。

「さまざまな連合と手を組んでいかなければなりません。そして東南アジアだけでなく、西アジアもそうです。東南アジアは日本の大きな市場でもあるわけです。そしてこの1年間の間に色々要望を頂いております。ロシアの人間と会ってほしいとかアメリカの人間と会ってほしいとか或いはその他の大陸の人間と会ってほしいと要望を頂きます。私は市場こそアジアにあると考えております。先程も申し上げました通り、eスポーツの最も大きな市場はアジアであるわけです。そのためにも一歩一歩時間をかけてこれを作り上げていかなければならないと思います。」

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